体験談 闇金

【実話】闇金を踏み倒してみたらどうなる?踏み倒した際の5つのケースを紹介します

2024年1月23日

たかし

闇金からの借り入れ50社以上、支払い総額500万円。それ以外にも現時点で総額1,000万円以上の借金を返済中。 筆者のリアルすぎる体験談をもとに、闇金との縁を切る方法をわかりやすく紹介しています。 私が闇金を利用した経緯は運営者情報に詳しく記載しています。

おそらく、この記事を見ている人は闇金からお金を借りてしまって支払いに困ってしまい、闇金を踏み倒そうとしているのではないでしょうか。

結論から言うと、闇金を踏み倒そうとするのはリスクが高いため、弁護士や司法書士へ依頼することをおすすめします。

一般的に、闇金への返済義務はないなどと言われていますが、闇金の踏み倒し(借り逃げ・借りパク)は非常に危険です。

この記事では、闇金から総額500万円以上を借りた経験のある私が、闇金を踏み倒してみた場合どうなるのかについて実話をふまえて詳しく解説します。

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(実話)闇金を踏み倒すとどうなるのか

お金の争い

ここでは、実際に私が闇金を踏み倒そうとした際にどうなったかを紹介していきます。

ざっくりとした結論をいうと、闇金との付き合いによって踏み倒した際の結果は変わってきます。

とくに「直近の借入額」「直近借入に対する返済額」「完済履歴」が大きく影響します。

直近借入に対する返済額とは、以下の例の場合は赤字部分が該当します。

返済履歴の一例

  • 1月1日:30,000円借り入れ
  • 1月8日:1月1日分完済
  • 1月10日:50000円借り入れ
  • 1月17日:1月10日分利息支払い(20,000円)
  • 1月24日:1月10日分利息支払い(10,000円)

上記の例だと、直近の借入額が30,000円、直近借入に対する返済額が30,000円、完済履歴が1回です。

 

ケース1:大量のラインと非通知電話

踏み倒し時の状況

直近の借入額:30,000円

直近の返済履歴:40,000円

完済履歴:複数回

この闇金については支払い日が給料日になっていたため、給料日に完済するもすぐにお金が足りなくなり再度借り入れを行っていました。

最初のころは問題なく返済できていましたが、だんだん給料日での完済も難しくなり利息のみの支払い(ジャンプ)を繰り返していました。

しかし、ついに給料日に利息すら払えない状況になります。

どうしようとかと色々考えたものの、一向に解決策はでてきません。(当時は闇金問題を弁護士や司法書士に依頼してもムダだと思っていました。)

闇金が支払いを待ってくれるとは思えず、言い出すのが怖かった私は闇金を無視することにしました。

すると、案の定闇金からの連絡が止まりません。

おい、今日支払日だぞ
逃げるのか
俺たちは何があっても回収するぞ

大量のラインが届きます。その後、何度か非通知で着信もありました。

怖かったものの、何も解決方法ないためひたすら無視を続けました。

すると、数時間後には連絡が止まりました。次の日以降も連絡はありませんでした。

これは私の推測ですが、闇金からすると私は十分利益に貢献した かつ 私からはもう回収できないと判断し、それなら回収見込みの高い他の客の相手をしようと判断されたのではないでしょうか。

ただ、これは本当に運が良かったパターンです。

この後紹介しますが、ほとんどの場合は踏み倒すことはできません。

みなさんは決して踏み倒そうとせず、弁護士や司法書士へ相談してください。

 

ケース2:関係者に連絡される

踏み倒し時の状況

直近の借入額:50,000円

直近の返済履歴:60,000円

完済履歴:複数回

こちらの闇金についても、さきほどの闇金のケースと状況はほとんど変わりません。

給料日に完済するもすぐにお金が足りなくなり再度借り入れを繰り返し、ついに利息すら払えなくなりました。

前回味をしめたわけではありませんが、今回も明確な解決策が思いつかなかったため今回も闇金からの連絡を無視することにしました。

すると、前回同様ラインのメッセージと非通知電話が止まりません。

あと少し我慢すれば連絡は収まるとひたすら耐えていたところ、1件のメッセージが私の目にとまりました。

会社に電話するからな。覚悟しろ。

それから数分後、会社の総務部よりメールが届きました。

○○さんという人から電話がありました。今すぐ連絡がほしいとのことです。 すごく怒っていたので早めに電話したほうがよいと思いますよ。

また、同様の連絡が両親のところにもあったとのことです。

さすがにこれには耐えきれず、観念して闇金に電話をしました。

30分ほど暴言を浴びせ続けられ、ひたすら謝るしかありませんでした。

結局、次の日までに完済することを条件にその日はなんとか収まりましたが、当然支払うお金などありません。

このとき、初めて司法書士へ依頼するという選択肢にたどり着きました。

司法書士へ依頼したことで闇金の支払いは0になり、連絡もストップしました。

踏み倒そうとすると周りの人間にも迷惑をかけてしまいます。絶対にやめましょう!

 

ケース3:自宅に来る

踏み倒し時の状況

直近の借入額:30,000円

直近の返済履歴:20,000円

完済履歴:複数回

この闇金からは対面で借り入れを行っておりました。

最近の闇金のほとんどはLINEなどのアプリで完結することが多く、相手の顔や居場所などは基本的には分かりません。

おそらく、対面での融資は逮捕される確率がグッと上がるからかと推測しています。

言い換えると、今日でも対面融資を行っている業者は相当腹の据わった人たちなのでしょう。

返済日になると、闇金側が私の家の最寄り駅まで来て現金を渡すのが通例となっていました。

返済日当日、いつものように駅前で闇金と合流します。

このときは正直にお金がないことを伝え支払いを待ってもらうように依頼しました。

相手は顔色ひとつ変えずに

今からお前の家に行くぞ

と一言。無言の圧力に怯えてしまい、言われるがままに自宅に向かいます。

家に着くとすぐに闇金は金目になりそうなものを探します。

こいつらを今すぐ売って金を作ってこい

今考えればお店に行くふりをして警察に駆け込むべきでしたが、当時は気が動転しておりそれどころではありませんでした。

結局そのときは腕時計2本と財布とノートパソコンを売ることで借金を返済しました。

自宅までくる闇金はかなりレアケースですが、昔ながらの闇金は今でも存在します。

 

ケース4:個人情報を晒される

踏み倒し時の状況

直近の借入額:30,000円

直近の返済履歴:なし

完済履歴:なし

この闇金については初めて借り入れを行ったところであり今まで一度も返済をしていない業者です。

借りた経緯としては、他の闇金への支払い資金に充てるためです。

当時は完全に自転車操業になっており、お金を返すためにお金を借りていました。

しかし、当然すぐにクビがまわらなくなります。

他の闇金の返済に追われていたため、この闇金は無視せざるを得ませんでした。

当然LINEや非通知着信はなりやみませんが全て無視していました。

幸い勤務先や両親への連絡はなかったようで今回は大丈夫だったと思っていると、数か月後に思わぬことが発覚しました。

きっかけは高校時代の友人からのLINEです。

お前の名前で検索すると変な情報が出てくるぞ

試しに検索してみると、○○は詐欺師 ○○は借りた金を返さないといった内容が写真と一緒に投稿されていました。

晒しのイメージ

某晒しサイトのキャプチャです。「画像」のところには自撮り写真が掲載されます

 

闇金へ申込みをする際、自撮り写真などの個人情報を渡す必要があります。

最近はこのように個人情報をネットに拡散されることが増えてきています。

 

番外編:全く連絡とれなくなった

踏み倒し時の状況

直近の借入額:100,000円

直近の返済履歴:50,000円

完済履歴:複数回

この闇金については何度も融資と完済を繰り返していたため、100,000円を借りていました。

しかし、いつものように返済が不可能となります。

話が通じる業者だと楽観的に捉えていたため、支払いを待ってもらうよう伝えると

100,000円だぞ、いいわけないだろ
そんな大金お前に集められるわけではない
すぐにお前の父親に連絡する

といったように、全く話を聞いてくれません。

この日は「明日までに必ず支払う」となんとか言いくるめて電話を終わらせました。

当然明日までにお金を準備する手立てはありません。

ただ、このときは1週間後にまとまったお金が入ることもあったので、なんとか1週間待ってくれないかと相談することに決めました。

次の日、意を決して闇金へ連絡するも一向につながりません。

電話も出ず、ラインも一向に既読になりません。

結局この闇金とはその後一切連絡がつかなくなりました。

別件で司法書士へ依頼した際に伺ったのですが、このようなことは闇金側が何かしらの都合で事業が続けられなくなったときなどに発生するようです。

ただし、後日いきなり闇金から連絡がくる可能性もあるから気をつけたほうがよいと言われました。

結局、この闇金から連絡がくることはありませんでしたが、決して期待は持たないでください。

司法書士の言う通り、ある日突然闇金と連絡が取れなくなる→数週間後にいきなり連絡がきた経験も何度かありますので、このケースは非常にレアケースです。

繰り返しですが、闇金問題は必ず弁護士か司法書士へ依頼してください。

 

総論:まともな闇金はいない

ここでは私の経験談をいくつか紹介しました。

いくつかの闇金は結果的に踏み倒すことができていますが、ほとんどの場合踏み倒すことは不可能だと考えてください。

何度も完済していたり、十分な利息を払っている場合は何もないこともありますが、非常に稀なケースです。

ほとんどの闇金はお金を回収するために様々なことをおこなってきます。

闇金問題で困っている人は必ず弁護士や司法書士へ依頼することをおすすめします。

 

闇金を踏み倒すのは法律違反?

お金を盗む

いくら闇金とはいえど、借りたお金を返さないのは違法なのではないかと考える人もいるかと思います。

結論としては、闇金を踏み倒しても違法にならないことがほとんどです。

闇金を踏み倒すのは違法なのかどうか語る前に、闇金の営業形態を整理しましょう。

通常、お金を貸し付けるためには貸金業者登録が必要です。

また、貸し付け時の利息には上限があります。

貸金業を行う場合には、登録を受けなければなりません。

引用:金融庁 登録貸金業者情報検索サービス

 

お借入れの上限金利は、借入金額に応じて年15%~20%となっています。

引用:日本賃金業協会

当然、闇金は賃金業者登録もしておらず利息も法外です。

また、年利が109.5%を超える貸し付けについては契約自体が無効となります。

貸金業を営む者が業として行う金銭を目的とする消費貸借の契約において、年109.5パーセント(閏年については年109.8パーセント)を超える割合による利息の契約をしたときは、当該消費貸借の契約は、無効とするものとする(貸金業規制法第42条の2第1項関係)
こと。

引用:金融庁 ヤミ金融対策法

ただし、はじめから踏み倒し(借り逃げ・借りパク)をする前提でお金を借りた場合、「意図して詐欺行為を行った」と判断され詐欺罪が適用される可能性があります。

返すつもりもないのにお金を借りるのは、寸借詐欺にあたります。
たとえ少額であっても、これは立派な犯罪です。
詐欺罪で逮捕されると、10年以下の懲役を科される可能性があります。

引用:寸借詐欺とは

 

以上の内容より、闇金を踏み倒すことは問題ないように見えるかもしれませんが決しておすすめしません。

相手は違法業者です。

繰り返しになりますが、ほとんどの闇金はお金を回収するために様々なことをおこなってきます。

穏便に闇金問題を解決したい場合は決して踏み倒しをせず、必ず弁護士や司法書士へ依頼してください。

 

闇金問題で困っている人はすぐに相談しよう

相談窓口

闇金から借りてしまった場合は、すぐに弁護士か司法書士へ依頼することをおすすめします。

なぜなら、弁護士や司法書士へ依頼することで速やかに闇金問題が解決するからです。

実際、私も闇金からの嫌がらせが止まらずに司法書士へ依頼したことがあります。

すると、すぐに闇金からの連絡が無くなりました。

闇金側からしても、こいつからはこれ以上取り立てができないと判断すると引き下がることがほとんどです。

合わせて、弁護士や司法書士へ依頼することのもうひとつのメリットとして闇金との縁を完全に切ることができる点があります。

長年闇金から借りていた私の経験談から言わせてもらうと、一度借りてしまうと闇金との縁を切るのは難しいです。

完済した後に闇金からの営業をされ、再度借りてしまったことが何度もあります。

これ以上借りたらダメだとわかっていても誘惑に負けて何度も借りてしまうのです。

弁護士や司法書士を入れると闇金はその後お金を貸してくれません。

なぜかというと、闇金は専用のデータベースを共有しているためです。

一度弁護士や司法書士を入れるとその情報が共有され、どの闇金もお金を貸してくれなくなります。

私の場合も、司法書士を介入させたことで闇金からの営業もなくなり、結果的にこれが幸いして無事闇金と縁を切ることができました。

本当は自らの手で闇金と縁を切るのがベストですが、一度闇金から借りてしまうとなかなか難しいのです。

 

まとめ

この記事では闇金を踏み倒した場合どうなるかを紹介しました。

ほとんどの場合、踏み倒しは上手くいかず、回収のために様々なことをされてしまいます。

また、はじめから踏み倒し(借り逃げ・借りパク)をする前提でお金を借りた場合は詐欺罪が適用される場合もあるので非常に危険です。

闇金から借りてしまった場合は速やかに弁護士や司法書士に相談してください。

 

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